Proco RAT ラージケース

こちらも大定番ペダルのラットです。と、言っても私が所有しているのは79年から83年頃まで生産されていた初期のラージケースに収まったモデルで、一般的には鉄ブロックのような正方形に近い形の物がラットとしては認知されています。

個人的には後年のタイプの方がギターの音域に特化したサウンドであるように感じ、初期のラージケースはベースなどにも合う、もうちょっと幅広い守備範囲を持っているかな?という印象です。でも足元にRATがポツンとあるギタリストとかホントに潔い感じでもうそれだけで惚れてしまいそうです(笑)

そういう筐体込みの説得力は84年以降の小さいラットの方がめちゃあると思います。

と、いうわけで残念ながら私の所有するのはラージケースなのですが、一つだけしかペダルが使えないなら正直コレ一択になります。それぐらいこのラットは守備範囲が広いです。単体歪ませて良し、ブースターにして良し、踏み倒してかっこいい。個性的なサウンド変化も望めます。

そういえば椎名林檎さんの曲にも「ラット一つを商売道具にしてるさ」って出てくる歌詞がありますね(^^♪まさにそんな感じのエフェクターです。

エフェクターらしいエフェクター。近年ヴィンテージラットは見かけることがなくなってきましたが、これは見かけたら一台キープしておいても損はない一品だと思います。